2014年12月28日日曜日

恋人と写真とその他諸々のことについて

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ぼちぼち年末となってきた。年の瀬は、どんな業種でも忙しいものである。例外無く、クリスマスから正月飾りまでを扱う私の職業も例に漏れない。

さて、優綺さんの写真も膨大なストックとなってきた頃に私が写真にのみ使用している1TBのハードディスクもいよいよ満杯となりそうだ。当然優綺さんの写真以外にも様々な写真がハードディスクに収納されているわけで、大掃除と銘打ってストックフォトにアップしていこうと思う。アップしたもの以外は、保管用として何か収納の方法を考えようと思う。

そんなことを考えつつ、人を多く撮っている自分の写真を改めて俯瞰してみた。見返してみると、当初からスナップというポジションに変化は見られない。周りがポートレイトと言ってくれるので甘んじて「私は主にポートレイト撮ってますね」と言ってもいいのかなぁ〜などとくだらないコトを思っていたりする。
素材に何も添加しないという撮影スタンスは、個人の自由という大義によって守られるので特に今後も変化しないだろう。おそらく、今後も可愛い女性を着の身着のまま撮影してはカワイイカワイイと言いながらレタッチするんだと思う。数年後に、本人達が写真を見返して「あぁ、こんなことしたな」なんて笑いながら思って見返してくれれば、私の行動はきっと無駄にはならないと思う。

現在、優綺さんの写真は1万枚を超える。見返しているうちに、そもそも恋人との記憶を残していこうというものであったが、私の様なズボラな性格の人間がこうも素直に続けられているのはもう少し掘り下げた場所に理由があるんだろうと思った。

しかし、特に思い浮かばなかった。

それほど長い時間考えたワケではないが、あんまり明確な理由が浮かばずじまいとなってしまった。あまりに締まりが悪いので、また少し考えた結果「好きこそモノの得意なれ」なんて慣用句を充てがうことにした。ものごとは、シンプルな程楽しいんだと思うし、楽しい程続くのだ。

しかし、1万枚という具体的な数字。それも、かなりの量があるにもかかわらず未だに撮れていない恋人の表情がある。それはそれはいっぱいある。自分だけが知っていながら、撮り逃しているそれらの表情を撮り尽くすことはきっとないんだろうと思う。だからこそ、たとえプリクラだろうと携帯電話だろうと継続して写真を残していく意味があるんだろうと思う。

そんなところで、2014年の総括としよう。

2014年12月25日木曜日

仕事の撮影に付合ってもらった日のこと

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自分のコトを植木屋と言ってみたり、花屋と言ってみたり。私の務めてる会社の業種は多岐に渡り一概に説明しにくいところがある。ひとまず植物を扱う職業だと認識してもらえればイイと思う。さてさて、私の会社の生命線の一つにクリスマス装飾というものがある。アナタの街のあの素敵なクリスマスツリーなんかも私の会社だったりするくらい幅広くクリスマスを手掛けている。ちなみに、豪華絢爛にクリスマスの装飾をするもので設営後数日経った後に各地撮影にまわる。これは翌年の営業資料を作成する為である。
私の方は北海道の撮影担当となった。ここ数日は仕事として撮影にまわっている状況である。

2014/12/21
旭川でもクリスマス装飾を設営した場所があり、せっかくの遠出になるので優綺さんを誘った。数ヶ月前に祖母宅にお参りに行って以来通算2度目の旭川となる。金曜日の夜から優綺さんと過ごし、土曜日に旭川入り。撮影した後は、日曜日に美瑛観光という満喫コースを立てて行動した。

はっきり言って、旭川はとても寒い。
土曜日は、クリスマスツリーを撮影するので必然的に夜の行動になった。三脚を立ててじっくりと撮影するわけだがこれが寒い。とても寒かったが・・・・良い写真が撮れたと思う。夕飯は祖母宅にて、祖母がつくってくれた鍋をゆっくり食べた。習慣的なものだろう、食後に即爆睡。夜中に目がさめてから優綺さんとテレビを見たりして眠りに就いた。

日曜日は昼から美瑛に。

美瑛がこれまた寒い。
この日は特に風が強かった。地吹雪で気絶しそうになりながら、優綺さんと写真を楽しんだ。日が落ちるのを見計らって青い池のライトアップを見学に行った。森に囲まれた青い池は風こそ無いもののもの凄く寒かった。帰路に関しては、ホワイトアウトで前が見えないまま何時間も車を走らせた。

とにかく寒い寒い休日を過ごすことになったが、遠出はいつになく楽しい思い出になった気がする。



2014年12月8日月曜日

札幌も12月に入って随分と寒くなってきた日のこと

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前はこんな雰囲気の写真ばっかり撮っていた気がする。北海道に住むと解ると思うんだが、冬の女性程綺麗に見えるものだ。厚着している女性が好きという私の個人的な好みの問題もあるが、雪によって行く分環境光が複雑になるこの季節に女性は照り映えるのだ。

2014/12/08
12月に入って札幌は一気に冬の様子となった。日本の各地でも昨今の大雪でてんやわんやの様で、寒いのは何も札幌だけの話でないのは理解している。

優綺さんも国家試験間近となって色々と忙しそうだ。恋人自慢になってしまうが、優綺さんは日々コツコツと勉強しているので模試の結果は上々みたいだ。これは、自分のことのように嬉しい。ウサギみたいな性格の彼女だが、他に比べて何かが先行していもだらけたりしないのが「ウサギと亀」にでてくるウサギとの違いである。

さて、前日は私が二日酔いだったということもあり彼女の模試の後に待ち合わせして実家で過ごした。「テルマエロマエ2」を見た。とても良い作品。見終わった後に"世界不思議発見”で同じネタをやっていて二人で予習復習だねなんて思いながら『テルマエ』に思いを馳せた。ぼちぼち寒くなってきたので温泉に行きたい。

日曜日は、午前中から夕方まで優綺さんは国家試験の集中講座に出かけた。講習終了まで私の方は寝て過ごしたのである。講習の終わる頃を見計らって車で迎えに行ったわけだが、とてもとても雪が多く待ち合わせておいて良かったなぁ〜と思う程だった。再び実家に帰宅する途中家路の途中にワイン酒屋がオープンしていたことを思い出した。なかなか一人では入りにくいものの二人の好奇心から入店。無添加のワインをフランスから輸入するスタイルで帰宅してから飲んだワインは本当に美味しいワインだった。

姪が来ていたこともあり、丸いものに目が無い優綺さんは姪の丸さを満喫していた。写真を撮ってみたりだっこしてみたり丸さを満喫していた。

ふと思ったが、寒い時期ほど心の暖かさを充足させる必要があるんだと思う。暖房を効かせれば全てコト済むというものでもないのだろう。


2014年12月2日火曜日

今週も逢えてホッとした日のこと

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クリスマスの装飾施工もようやく落ち着いてきて、ここ数週間は毎週末優綺さんに逢えている。お互いの健康に維持にとって大切なことだ。今回アップロードしている写真を撮っている最中に少し気になったことがある。寝ている彼女に対してカメラを向ける場合、横にするか縦にするかということである。一緒に寝ているときは、何方かと言えば横広がりになるので、自分の視点と同じくする場合には縦構図で撮るべきなんではないだろうか・・・と思いながら横構図で写真を撮っていた。

んまぁ〜、そんなこと気になったところで、あまり意味も無いのだが。

2014/11/30
前日の夜に市内で待ち合わせし、帰宅途中に合流。合流後、時間も遅くなっていたので一緒にラーメンを食べにいった。家の近くにある「てつや」は、とても愛用しているラーメン屋だ。中学3年のときに札幌に引っ越してきた時、友人の桜庭が連れていってくれたラーメン屋だ。優綺さんは塩ラーメン。私は味噌ラーメン。正直なはなし、このラーメン屋の醤油ラーメン以外は”そんなでもない”というのを再認識した。

帰宅後は、翌日の13時までお互い黙々と寝る。
おそらく優綺さんの方が私より先に起床していたと思う。ぼちぼちウチの母親が優綺さんに”沢山食べなさいね”と言い始めたので、私が寝ている間に居間に行って朝食を食べるといいと思っている。たとえ雷に当たろうと寝ているであろう彼氏と息子について二人でトークすれば優綺さんの楽しみが増えるだろう。

遅く起きた日は、だいたい昼食の候補が限られるもので、例に逸れずこの日も近所の中華屋で昼を食べようか等とグータラしていたが気がつけば夕方になっていた。折角二人でいるのに、なんのイベントも無ければ少し寂しいなと感じ、18時前に家から少し歩いた先にある「笑平」という焼き鳥屋に足を運んだ。焼き鳥もさることなが、豚串が美味しい。
ほどほどに飲んで帰宅すると、実家の夕飯はもつ鍋だった。必然的に、こちらも〆として平らげる。

優綺さんの方もお腹いっぱいという様子で、部屋に戻るなりバタンと横になった。私もそれを見てドテンと横になって寝た。気がつけば夜中になっており、この日もさほど何も無く過ごしたことになる。私の寝顔を何のストレスも無く見てられる様になったという優綺さんの懐深さに感服である。

さて、年も暮れとなった。残念ながら、日本中をクリスマスにする仕事の都合上優綺さんと一緒にクリスマスを過ごすことが出来ない。夢の幕引きは、大忙しである。

しかしながら、そんな第二の繁忙期が過ぎればゆっくり彼女と過ごせる日が待っていると思えばあと一ヶ月の期間頑張れる様な気がする。

2014年11月24日月曜日

ぼちぼち仕事の繁忙期が過ぎたのでちょっと落ち着いた日のこと

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彼女も写真を撮る様になったので、せっかく出かけるなら絶景と呼ばれる様な場所に行きたくなるものだ。
なんでもないシーンを撮影するのも、もちろん楽しい。しかし私たちはなにも家の中でグータラ過ごしているだけではないのだ。どちらかといえば優綺さんの方が出かけるのが好きだが一端外に出れば、二人揃ってまだ見ぬ絶景の情報に胸躍らせるものである。

2014/11/24
心霊スポットでも有名なオタモイ海岸に出かけた。繁忙期につきなかなか逢えていなかったが、前回一緒に過ごせた貴重な一日も私はその90%を睡眠に費やしたのでせっかくの連休はどこかに出かけたいなと考えていた。

北海道の景勝地は11月くらいになると雪の影響を考え事前に通行止めとなる場所が多い。ちょっと行ってみたいなと優綺さんがインターネットで検索した場所の多くはすでに通行止めの状態となっており、移動にかかる時間も考慮して本日は割と近場の心霊スポットをチョイスした。

心霊スポットと呼ばれる場所は、おそらく大半は人が出入りしなくなった場所を指し、またその多くが景勝地であるケースが多い。私の性格的にヤバそうなら帰るので、何も無ければ景色を楽しんで天気の悪くなる前に帰るのだ。オタモイ海岸は、それはそれは綺麗な景色で、岩場特有のクールな感じが気に入った。もしコレが冬場ともなると、とてもじゃないけど滑落するだろう状況だった。ちなみに、明日からこの海岸にでる道は封鎖されるそうだ。

いかんせん昼夜を問わない仕事の形態ゆえ、繁忙期の今は逢うことすら難しい状況だった。いまは少し仕事がひと段落したので、前のように一緒に過ごせる時間が増えてくると思う。

今は、一緒にお腹いっぱいに食べた夕飯の余韻を楽しんでいる。



2014年11月17日月曜日

一ヶ月半ぶりに優綺さんに逢えた日のこと

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優綺さんは、ツーショットの足を撮る。優綺さんが足を撮る時、決まって私は眠っている。カメラを構えると、なかなかツーショットを撮るのが難しいということが恐らく最大の理由だろう。三脚を使えばと言う人もいると思うが、わざわざ一眼レフのカメラを使ってプリクラの真似事をするというのも、いささか面倒な気分になるものである。

2014/11/13
装飾関係の仕事は、概して施設の営業時間外に設営を行うことが多い。そうすると、スタートの時間がそもそも遅いので、深夜にずれ込むケースが多い。この時期はクリスマスの設営が多く、毎日出勤している様な状況だ。現場が続くと、なかなか休みが取れないので、自然と優綺さんに逢える時間が減ってくる。

この日も、朝まで作業して一日時間が空いたという感じだ。作業に入る前に、優綺さんに早起きしてねとだけ伝えて、私の実家で集合した。この日、私が撮影した写真は見事にゼロだ。一緒にいながら、そのほぼ90%に値する時間を私は寝て過ごしたのだ。

優綺さんの証言によれば、私はふと目覚める度にどんな夢を見たか等を話して、話し始めたと思ったらすぐに寝落ちしているというような状況だったそうだ。他意はないが、やはりどんな形であれ一緒に時間を過ごすということは、大事なことなんだ。と、自分をフォローしておこうと思う。

休めるときに休み、逢えるときには逢う。これは、とても重要なことだと理解した。


2014年11月11日火曜日

優綺さんも写真を撮る様になったことについて

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私がしつこく恋人を撮るものだから、恋人も写真を撮る様になりました。

これは、割とよくあるタイプの話だと思う。優綺さんは叔母からCanon EOS KissNを譲り受けて最近写真を撮っている。カメラ暦の浅い私からすると、クラシックなカメラだなと思うこのカメラだが、いまだにFlickrなんかでもこのカメラを使った写真がアップされている。もともとkissはコンシューマー向けのカメラであると認識している。その為か、Flickrで見かける写真も多くの場合でライトユーザーが多い。しかし、このカメラをいまでも使用している人間(Flickrの範囲で)は、概して媚びない。本当に撮るのも見るのも写真が好きなんだろうなと感じる様な、そんな写真を見ることが出来る。つまり、kissの二代目であるこのカメラは、とても愛されているカメラだということが、理解できるわけだ。

今回のアップしている写真は優綺さんが自分で撮影した写真だ。写真を撮るより先に、三脚が必要になると彼女には伝えており、彼女は手に入れた三脚とカメラを現在は有効活用している状態ということになる。

ちなみに、初期費用は近くのおじさんから入手したという500円の三脚(スリックのミドルクラス。これは貰ったに近い)のみとなるわけで、私個人としては「撮るべくして導かれたんだろう」程度に考えている。私は、彼女の写真が好きだ。


最近は、仕事が忙しく優綺さんにあえていない時間が多い。必然的に、私の写真が更新されていない状況が続いている。これはとても寂しいもので、次にあったら常にカメラを構えてしまいそうな気がする。そんな日が続いている中、優綺さんがセルフポートレイトを撮り始めた。今回ブログに挙げている写真はそんなセルフポートレイトの中の一枚となるわけだ。個人的な先入観の中でセルフポートレイトの位置づけというのは、他者からの承認を得る一つの方法、もしくは、自分のことを忘れないでいてほしい等といった自己主張の一つ程度に考えていた。しかし、その認識を今回のこの写真で変えようと思った。
それは、当然この写真が存在する意味の先にいる当事者であるということが大きく影響するわけだが、つまるところ

次ぎ逢えたら、何しよう。

そんなことを考えるきっかけとなる。

それだけを私の記事を見てくれている人に知ってもらえれば、いいのかな。なんて思っている。きっと、どんなセルフポートレイトの場合でも慎重に立ち位置を変えながら一つの写真を見ることが出来れば受け取る面白さは変わってくるんだろう。そんな気がした。

2014年10月30日木曜日

ノンフィクションかフィクションかということについて

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優綺さんと熱烈交際をする様になって、私の写真の雰囲気はずいぶんと変わったと思う。
前々から私のことを知っている人なら「最近は、恋人のことをずっと撮ってるね」という認識がもう定着した頃だと思う。
私の写真は、それこそ多くの人から多くのことを教えてもらって、教えてもらったことの反映をしつこく反復しながら成り立っている。写真家教育を受けていない私が、自画自賛する写真が撮れているのは何も私が勤勉だからというわけではなく、周りの人が「教え上手」だということに他ならない。

さて、表題に挙げたノンフィクションかフィクションかということだがこれが写真の評価に直結するものでないことを先に言っておきたい。というのも、フィクションかそうでないかということは、偽物か本物かという認識に置き換えて簡単に理解しようとする人が多いからだ。

私と優綺さんは、交際している。これは事実だ。しかし、私たちの写真が、私たちの実生活の一場面かというと実は微妙なラインだ。私たちのデートの選択肢には「写真撮をりに出かけよう」というものがある。そもそも、当日行き当たりばったりで大まかなイメージを二人で組上げて、予定不調和の撮影を楽しむものである。意識の高い人なら、このくったくたのグレーゾーンを理解するだろう。私たちは、作為的に日常の一部と見せかけつつ、写真の為に立ち位置や撮影するタイミングを決めたり、姿勢を決めたりしているが―――これは私たちの日常の、デート作法の一つなのだ。

最近の写真の傾向として、VFX並みの写真を作り込む人と、通行人を撮る人とで大別されている様な気がする。しかし、カメラという機械的性質上、実はどちらも相違ない。
どちらも全てが実在し、ノンフィクションなのだ。


そうすると、フィックションな写真とは一体何か。ということになる。

個人的な判断としては、モノとコンセプトが一致していないものを指すと思っている。
例えば、あかの他人を撮影して恋人だと言うなら、それはフィクションだということである。つまるところ、写っているものを超えたコンセプトを当てはめることはフィクションである、と言いたい。

写真は、既成事実を作りやすいのでこうした事例は多いが、フィクションとノンフィクションの間には微妙な境界線がある。

2014年10月21日火曜日

空気が澄んで夕日が綺麗だった日のこと

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「感性とは、感動する心のコトだと思っている。それがどれだけ広いかが重要だ」というのは、内田繁さんの言葉。私が大学生の頃、氏が主催する展示会に行く機会があり、竹で編まれた茶室でひとしきり寝てみた後、氏に話しかけると「感動した?」と聞かれた。私は素直に「コンクリートの匂いが混ざっちゃうけど、竹と畳の匂いって何にも代え難いです」と答えた。その後、あの竹は釣り友達からまとめて貰ったもんだとか色々なことを教えてもらった。感動というと、少し大げさな話だが写真をしつこく撮る様になると、ふとした光景に胸をこ〜〜バクンとさせられることがある。だいたい、そういうときっていうのはカメラを持った無かったりするものだ。

2014/10/19
前日、優綺さんと待ち合わせて一緒に実家に帰った。最近、仕事が多い傾向なのでこうして二人で過ごす時間は貴重だ。帰宅後に夕飯を食べて、一息ついたら散歩したりしている。最近は、少し寒いが絶えられない程でもなく、散歩に丁度いい。

日曜日は昼くらいに起きた気がする。起きた後も、なかなかベッドから離れられず優綺さん恒例の「どうしたら手嶋は起きるのゲーム」を楽しんだ様子だ。目が覚めて、やけに嬉しそうにしてるときは大体その前にしこたまいたずらされているのが常だ。
昼食を取り映画を見た。といっても、AppleTVで自宅レンタルして視聴するというもので、非常にグータラに過ごしたという方が正確だろう。

最近は、日が沈むのが早い。もう4時には日が落ち始めているのだ。
居間に移動してみると、夕日で部屋中が黄色くなっていた。ふとした感動の時間に珍しくカメラを持っていたのですぐに優綺さんを呼んで撮影した。

私の写真が「作品」という枠に入らないのは、こうした能天気な正確が原因だろうとよく納得したが、小さなことでワクワク出来るというのは、これまた何にも代え難いことだと感じる。



2014年10月15日水曜日

田辺バナナがおいしかった日のこと

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先日優綺さんと出会ってから一年が経過した。出会ってから会うたびに(ざっくりと)記録されていて、時がくればその当時が思い出せるのは写真を撮り続けているからこそだろう。
さかのぼること一年前、大通公園を散歩しながら写真を撮った時から見ると分かりやすく撮影の内容が変化している。その変化に気がつくのもまた、写真を撮り続けているかこそである。

写真というものは本当に一瞬しか残さない。特に私たちの撮影の場合には1秒に満たない時間をカメラが二次元に変換している訳だから「記憶のヒント」という枠を超えることは無い。ただ、理解してもらいたいのは写真を撮っているとき私たちは確かに同時に同じ場所に存在していて、二人でおちゃらけているということだ。

2014.10.12
かねてから行きたいと思っていたモエレ沼公園に出かけた。ちなみに、ほぼ一年振りとなる。前回の訪問は、2013.10.13である。その日は、雨だったが後に晴れてマジックアワーを体験した思い出がある。

・・・・・良い機会なので、その当時の写真を載せてみる。

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といっても、今年に入って改めて補正しなおしている写真なのであまり今と変わらないか。
強いて言うなら、優綺さんの髪の毛が長く、ちょっと毛先をフワフワさせたりしちゃっているあたりがちょっと違う。この当時の自分なら、バナナを頭に載せるなんてことは考えなかっただろうと思うが。


さて、今回のモエレ沼散歩は移動の途中に寄ったローソンで田辺農園のバナナを発見したことに始まる。公園中をバナナを持った女の子とカメラを持った男の子が散歩している訳だから、よほどハッピーなカップルに見えたことだろう。しかし、このバナナの房としての完成度が高いことに撮影しながら気がついていき、散歩を終えた頃に一口食べたところ笑ってしまうほど美味だった。

バナナの話が盛り上がってきたところだが、それほど色々なバナナを食べたことがある訳ではないので、この田辺農園のバナナが他と比べてどうかという評価は出来ないが、是非一度ご賞味アレと思う(ん、なんでバナナの販促してるんだ?)

一日を通して、念願のモエレ沼公園に行けたことは週末のリフレッシュとなった。散歩はやはりいいものだ。

これからも、一年前にたどった道を振り返りつつ新しい脇道に踏み出せれば今後も楽しいことは増えていくだろうなと思った。

2014年10月14日火曜日

優綺さんと恊働撮影第二回目の日のこと

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私の写真の特徴として「撮影される側との距離が近い」ことだと思う。これは、先日お会いした写真家 加藤睦さんが私に伝えてくれた一言である。
いかんせん主観的にしか撮っていない傾向があるので、加藤さんの様に私の写真に対して客観的に意見してくれる人はとても貴重である。

古い方のFlickrアカウントを流し見ると、この「距離が近い」という話もマトを得ているなぁ〜と納得する。優綺さん以外の女性に関してはほぼほぼ会って少し話して撮影するという流れのものが多く、心理的な距離感はそれほど近いわけではない。実際のところ撮影した後、写真をデータで渡してそれっきりというケースの方が圧倒的に多いのだ。それでも、距離が近いという印象を受けるのは、干渉したがりの性格が写真にも現れているということだろうか。

2014/10/11
かれこれもう10月だ。北海道の紅葉も、各地で見頃を迎えている様子だ。
撮影してほしいと女の子から連絡が来たのは前の週くらいだったと思う。前回優綺さんと撮影した女の子の様に何か明確な理由があったワケではないが、きっとなんかあったんだろうと勝手に納得した。

最近は優綺さんもファインダーを覗く。優綺さんは、女性らしい感覚で写真を撮る。とても部分的なピックアップをして写真に納めるのだ。私は割と大雑把に写真を撮るのに比べて優綺さんは細かいパーツをしっかり撮っているケースが多い。とても感心する。

この日は、洋服を宙に浮かせて撮影するというそもそものコンセプトは決まっていた。あとは、どんなロケーションでそれを実行するかというコトが大事だった。優綺さんと探し当てたロケーションは割と良かったものの、女の子の方からリクエストのあった「夕日」が望める様な開けた場所に出ることが出来なかった。この点は、次回への反省にしよう。

今回の写真は優綺さんが撮影したものだ。女の子の爪が可愛かったという単純な理由だが淡く紅葉したモミジと相まって、とてもいい塩梅だ。
今後も二人でときどき写真を撮りに出かけるというのもいいなと改めて感じた。

2014年10月6日月曜日

優綺さんと知り合ってから1年が経過した日のこと

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自分の中で時より揺れるのが「文化的なところにリンクしたい。しかし、それより今を満たす経済力が欲しい」という考え。これは、いわゆる一般的な方にとっては「あぁ〜なるほどね」と割と理解しやすいジレンマである。しかし、実際にそうした最前線に身を置く方にとっては「縁が無いか、才能が無いか」というものだろう。残念ながら、私という人間は見た目通りストイックさに欠けるのである。

ごく最近の話だが、店舗でフォトセッションを開催した。開催したと言っても、企画の持ち込みは写真家 加藤睦さんで、私の方は店舗のスペースを貸したに過ぎない。ただ、写真という文化的なものに何か提供が出来たということが、私としては価値ある体験だった。

2014/10/05
2日間に渡るフォトセッションの二日目。初日も楽しかったが、二日目もやはり楽しい一日となった。前日は大荒れだった天気も、今日には晴れて過ごしやすい様子だった。
午前中は、久保ヒデキさんと加藤睦さんによるフォトレッスンとして時間を割いており、4日間程度の告知を見て参加された方は実際にライティングによる変化を体験し楽しそうだった。ちなみに、フォトレッスンのモデルは優綺さんだった。


実は、この日は私と優綺さんが知り合って丁度一年が経過する日でもある。今日に至る1年の記憶が鮮明なのは、知り合ったときから会う度に彼女の写真を撮っているからこそのことだと思う。拙いながらに継続したことで得られる感動だと思う。

知り合った頃の優綺さんに私は「よく言って地味」と言った。写真を撮り続けるにつれ、彼女と親交を持ち、結果的に今に至る。一連の流れは、お互いに何か魅力を感じる男女の割と一般的な展開であって、どちらかというと私の熱烈アプローチによる結果。とも言えなくもない。

さて、知り合って一年ということで今を振り返ってみると知り合った頃からずいぶんと私たちを取り巻く環境が変化している。
当然、私の写真の撮り方も変わっているし、優綺さんが私に見せる表情も全く違うのである。私にとって写真は映像の抽出という感覚は相変わらずだ。知り合ってから次第にお団子みたいに丸くなっていく優綺さんの表情も楽しんでもらえれば、私が写真を撮る意味が少し正当化される気がする。

今でもなお、お互いの信頼感が醸成されている最中にいるということだ。

2014年9月30日火曜日

街中を散歩したりした日のこと

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そろそろ優綺さんと知り合って一年が経過するわけで、10,000枚に達しようとしている彼女の写真を時たま見返しては「あぁ〜、こんな写真あったのか」などと掘り出し物を発見する。掘り出し物は、フキフキする気分で現像したりする。これが上手くいった時は、結構嬉しい。真面目に撮ってたときは、それこそ間抜けたものなど「ん〜〜、これはバックヤードに」と選別していたが、当時とは優綺さんと私の関係が変化しているので多くのものを認められる。心境の変化は、写真に現れるのだ。

2014/09/28
この日は午前中にカフェ・サーハビーにアレンジの配達があった。サーハビー開店5周年ということで、いつも私の会社を使ってくれるBAR11のヒデさんからの祝い花だ。このサーハビーというカフェは札幌では文化人が集まるカフェとして非常に重宝されており、雰囲気がとてもいい。私の家族はこのカフェにずいぶんお世話になっており、かねてから行きたいと思っていたお店だ。

配達が終わった後、優綺さんと合流し「あらとん」というラーメン屋に出かけた。札幌の中央卸売市場の場外市場と呼ばれる飲食店街にあり魚介と豚骨を混ぜた濃厚なつけ麺が美味である。しかし、量がとても多く、私も優綺さんも食後は動きが鈍くなった。

実家に帰宅後、優綺さんとアイスを食べながらパンパンに張ったお腹を休めた。
Twitterを開いてみると、クスミエリカさんがサーハビー近くのギャラリーで展示をしているという情報を発見し、程なくして夕方からの活動コースが決定した。サーハビーの5周年祝いに出かける父と3人でタクシーに乗り、私と優綺さんはクスミさんの展示を見に行った。情報を得手はいたが今まで足を運んだことが無かったクスミさんの作品は、彼女のホームページから数点拝見していて「きっと優綺さんの好きヤツだ」という確信があった。案の定、優綺さんはウキウキニッコニコで展示に見入っていた。
展示の内容は「パラレル(英語の綴りは本人も何度か間違えており、私の語学力では記憶まで至らない」というテーマで、2対1組のイヤリングなどと写真を組み合わせた展示swる。作品自体の綺麗な色はもとい、立体と平面、アシンメトリー、同一異存を主題とた作品は、人のミクロ的な視点とマクロ的な視点の間で前後する多様性や二面性を空間にインストールしたものだった。決めつけることも無ければ、回答を求めることもしない彼女の作風は一度体験する価値のあるものだと思う。クスミさんは美人なので、それはそれで一見の価値あり。

展示を見た後は、狸小路に出来たサントリーバーアバンティ5に寄った。前から一度、この店でラジオのマネがしてみたかったので念願が叶った。優綺さんも飽きずに笑ってくれた。

日も落ちて、サーハビーに来店した。様々なひとと知り合い、生の演奏で音楽を聞いてなんだかシャレな時間が過ごせた。想像以上に人が入っていて、それが一番の驚きだったがこの店の懐深さ現れなんだろうと私は思った。当然優綺さんも楽しかった様だ。音楽を聞きながらお酒を呑み、ちょっとご飯を食べて一息つくと思ったより昼のラーメンが多かったらしく疲れが出た。店を出てから写真を撮りつつ散歩して、最終的に沖縄料理の店に入った。お腹がいっぱいだったことを忘れていて、結局満腹につきあえなくダウンした。
少し優綺さんと歩いた後、それぞれ家路につく。この時期の北海道はとても過ごしやすい。

涼しい夜に、良い一日が過ごせた気がした。

2014年9月25日木曜日

優綺さんはよく足を撮ることについて

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カメラオタクの彼氏と一緒にいて、しかもいつも自分を撮ってくるとなれば次第に彼女もカメラに興味を持ってくるものだと思う。万に共通することだとは考えにくいけど、私たちの場合はそうなったようだ。

週末に優綺さんを撮影した後、パソコンに写真を落し込む。そうすると、時々「足」を撮った写真がひょっこり出てきたりする。これが意外に愛らしく、とても好感が持てるのだ。

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最近、マニュアル露出とAFのコツ的なものを優綺さんに伝えたのがどうやら嬉しかったらしく、いつのまにか独自の進化を遂げているのだ。彼女は割と開放側で撮影するのが好きらしく女性らしい柔らかな写真が多い。同じNikonを使っているのにどうしてだろう私が開放側で撮影しても彼女のテイストにはならない。

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私の様な人間だと、こうしたところに焦点を当てて写真を撮る優綺さんが愛らしく、さて今後はロケーションでも決めて展開してみようかと考えるが・・・・どうも撮影条件があるようで、私が寝ているときしか撮らないのである。こっそりと撮るのが多分彼女にとっての楽しみの要素なんだろう。

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優綺さんはマニキュアを塗るのが趣味ということもあり、毎回ちょっと可愛い爪なのもポイントだ。

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私が毎度寝てしまっている割に、写真の枚数は少ないが、今後もこの貴重な写真を楽しんでいこうと思う。

2014年9月24日水曜日

getty images と iSTOCKのことについて

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優綺さんと知り合って、ぼちぼち1年くらいになる。10月5日が最初に合った日で、この写真はその日のものだ。カメラを持っていて良かったなと思うのはこういうときで、1年前と変わらない笑顔を見せてくれることが実感できる。最近なんかは少し機嫌が良くなると「フフ〜〜」と笑い出す彼女で、知り合った頃よりも笑いが増えている。今後も増々面白い方向に進んでいきたい。

ここ最近の世間話としては、Getty images と 傘下であるiSTOCKの比較だろうか。
私は一般参加(?)のコントリビュータとして両方を使用している。実際に収入に結びついているのはGetty imagesの方で小遣い程度の収入が割と安定して入る。150枚程度のか細いストックでこの収入があるのは、やはりGetty imagesという看板と1枚あたりの単価が高いことにある。反対に、iSTOCKの方はというとサッパリである。そもそも単価が低かったのもあるが、どうも動いていない。それは、寄稿者自身がタグやタイトルを決めるとその後のフォローが無いということも原因だと思う。というのも、Getty imagesの場合にはとても待遇が良く、適当なタグやタイトルはエディターの方で修正しネット上に配信されるためユーザー側に発見されやすい。これは、私の様な面倒くさがりにはとても良い環境だったりする。結論的には、Gettyを使用していく方が俄然デート代を稼ぎやすいというわけだ。
ただ、iSTOCKを使用するのにも多少なりとも理由があり、寄稿用のアプリケーションが存在することにある。ほぼオフラインの状態で写真のパラメータを入力できる為、能率が良い。Getty imagesの場合には、ネットの更新スピードが遅い為に非常にストレスを感じることがある。どうにもこうにもストックフォトの環境はまだまだバランスが悪い様だ。

2014年9月23日火曜日

優綺さんの髪をいじってみた日のこと

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最近、あまりテーマ無く写真を量産していた様な気もしないでもないし、そんなことも無い様な気もするし。それは、見る側に決めてもらうとして。たまには、なんかオシャレなイマドキっぽい写真を撮ろうと思うと、思った先から・・・・たぶんお尻からモチベーションが抜けていく。最近の写真を見ると、外で撮った写真の割合がめっきり少なくなったので、ぼちぼち優綺さんと散歩に出かけようと思う。時期的にも涼しいので、楽しいだろう。

2014/09/22
私のファッションは常に4年先を行っているといいつつ、高校生くらいのときから着てる色が褪せちゃってるポロシャツを今でも着て外に出ている。もし仮に、こんな格好の男子が増えるようなら4年後の日本は大恐慌だということだ。

さて、食に通じ、住にも精通した自分は衣には全く興味を示さず、ましてやファッションなどという単語は未だにソワソワしていまう私が優綺さんのヘアスタイルをアレンジしてみようと、昼飯のラーメンを食べ終わった後に優綺さんと結託してスタートした。

とはいえ、さっぱり髪の毛のいじり方など知らないわけで、颯爽と優綺さんの前髪をカブトムシのツノみたいな感じにして終わる。思ったより面白いフォルムになりこの日の写真はおそらく数ヶ月後にお互いの笑を誘ってくれるだろう良い撮り味となった。

テーマを持った写真などは、私にとってはどうもハードルが高くて、あわよくば下をくぐってしまいたいものだ。数ヶ月前は、雪解けと共になにやらセカセカとテーマを作って実践してみたが、、、、まぁ、また紅葉でも見に行けば変わりそうだが当面は今のまったりとした生活感を記録していければOKかと思う。

出かけたらわかんないけど。



2014年9月18日木曜日

優綺さんとプチ撮影会を楽しんだ日のこと

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先月の初頭あたりから優綺さんの下宿先に足しげく通っていたダメ男は何を隠そう私だ。
このブログで一時的なブームとなっていたジンギスカンだが、いやはや私が北海道を出ていた十数年間と比較すればそれはそれは大量に食べた気がする。とはいえ、9/16をもって優綺さんの実習も終了。元通り学業に専念する日々が再開するそうだ。ちなみに、荷造り前日もやはりジンギスカンを食べたことは言うまでもない。

2014/09/14
最近は極端に少なくなったが、優綺さん以外の女性を1ヶ月ぶりかな撮影。前日は出勤していたこともあり3連休の2日間は割と慌ただしかった。

撮影する女性は5ヶ月の留学を控えており、留学前に一度写真を撮っておきたかったろいうことだ。5ヶ月程度じゃ人は変わらんと思うが、優綺さん曰く、年頃の女性の5ヶ月は大きいらしい。

以前から撮影をすっぽかし気味で対応していたが、記念撮影ともなれば話は全く別である。私は、貴重な時間というものが大好きなのだ。ということで、撮影する女性の地元である小樽ドリームビーチをロケーションとした。この選択は常套句だが・・・撮影する女の子が一番リラックスして今後も見返せる写真を撮るためである。

この写真を見ても解る通り、優綺さんも同行である。
最近は、優綺さんも気ままに私のカメラをいじることが出来る様になり、ニコニコしながら構えてみたりしている。写真を撮るのが、そもそもちょっと好きらしく、今回は二人で交代しながら一人の女性を撮影した。

気分転換しながら、日が沈むまでの時間を満喫したとても良い撮影となった。優綺さんの写真はとくに構図が整理されているので、とても好感がもてるものだった。ちなみに、個人的な先入観だが写真が上手な女性というのは概して気が強い。それも、とっても強い。とおもっているが、優綺さんも次第に頭角を現してくるのだろうか。

充実した一日を過ごした翌日は、とても待ったりしながら何するとも無く一日を過ごした。

優綺さんの実習生活の締めくくりは平和に過ぎた。それはそれで大切な締めくくりだと思う。





2014年9月12日金曜日

最近の自分の写真の傾向のことについて

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以前に比べて、自分の写真に目に見える変化があるように思う。少し前のフィルムみたいに仕上げる癖は相変わらずだが、画面の整理(?)というのに無関心になってきた気がする。良い写真というのは、理解される写真だと認識している。つまりコンセプトが明確に写真から受け取れるものが良し。ということだ。

さて、自分の写真を客観的に見るとどうだろう。最近は概して散らかっている。特に、FlickrなりGettyなりにアップする写真に関しても最近はさほど気にせず「間抜け」なほど良しとしている気がする。

それこそ、ファッションフォトグラフィーの様にこだわり抜いてセッティングして虎視眈々と整理された写真はどれも美しく「あぁ〜〜〜、まねっこしたい〜〜〜」なんて衝動に駆られるものだが、いかんせんズボラな性格なので頭の中であぁ〜してこ〜してなんて考えているうちに忘れてどうでも良くなってしまう。彼らの様なオシャレな写真は、私の様な人間とは別の軸にいるんだろうと問題のはけ口をそこに置いてしまう。
なにはともあれ、今後も優綺さんと過ごす映像の一部を抽出して残していこうというスタンスに変化は起こらない。

さて、先日祖母の家に行った際この写真を撮影した部屋に、私の父が撮影したであろう家族のアルバムがあった。どれどれと中を優綺さんと拝見してみた。当時、父も写真にこっていたということを最近耳にするが、センスはあまりないだろう予想をしていた。実際アルバムの中身はというと、予想を裏切らないへたくそな写真集だった。ピントも合っていなければ、現像もヒドい。残された枚数も少ないことから、残っていない他の写真はそれほど悪かったという予想は容易につくものだ。

しかし、見方をすこしズラしてみれば父は誰が見てもへたくそな写真の数枚に価値を感じてどうにか残してきたということだ。事実、姉の幼少期の写真と姉の娘の今を比べながら「似ているね」と優綺さん笑った時間は、写真を撮影した父の功績にほかならない。
(ちなみに、私の母はクリエイティブとはほど遠い人間だが、父を撮った写真がやけに上手なあたり私たち3兄弟の技術力は母の遺伝とみて正しいだろう)

そんな写真の数々を見ると、最近特に間抜けて来た自分の写真もいつか振り返ったときには、それなりの功績になるだろうと、やけに楽観的に考えてしまう。私という人間は、いつもそうして陽気である。

2014年9月11日木曜日

1ヶ月程度しか開いてないけど再び祖母宅へ行った日のこと

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札幌と旭川はおよそ120kmくらい離れている。つまり、あまり気軽に移動する距離ではないと言いたい。それでも、祖母の家はそれなりに魅力があり機会があれば行きたいと思う場所である。静かで、のんびりしたいわゆる田舎なわけだが、それが魅力の全てであり、そこに価値を感じるのが私と優綺さんである。

2014/09/07
旭川に祝い花を納品する仕事が、本社の東京より入った。通常この場合、協力会社に頼んで処理してしまうものだが盆休みを上手に取れなかったため、良い機会だということで私が花を仕込んで旭川まで行くことにした。土日をなんとなく祖母の家で過ごせれば良いか程という程度に考えていたのだ。

優綺さんとおおむね一ヶ月前に祖母宅に出かけて以来、彼女は当麻という地域が非常に気に入ったようだ。彼女が現在生活している大麻もたいそうな田舎だが、それよりも、ほっとする穏やかさが当麻にあるようだ。

土曜日の夜に仕込み上がったバラのアレンジを車に積み込み、途中で優綺さんを乗せ夜に旭川へ向かう。前回の訪問時には、交通事故で負傷した為家には祖母はいなかったが、怪我の回復もよく祖母はモップ付きのスリッパで出迎えてくれた。優綺さんとも、なんとなくうまが合う様子で、夕飯を食べながらまったり過ごした。実際、私の祖母の料理は美味いのだ。

翌日の早朝に、私はアパレル関係のショップに祝い花を納品したのち、お腹を空かせて祖母宅へ帰宅。私が留守にしている間に、優綺さんは祖母と一緒に畑で野菜を採ったりして遊んだらしい。帰宅すると、いつになくニコニコしていた。とても嬉しかった様子。

朝食を食べ、少し昼寝をし、昼飯を食べてから少し写真を撮った。私が幼少期に読破した絵本が大量にあるので敷いたりしながら写真を撮った。帰り際、祖母から優綺さんにお揃いのモップスリッパを授与していた。これまた、とても嬉しかったらしく、帰りの車で彼女はニコニコしていた。

当麻という町は、多くを与えてくれる。

2014年9月6日土曜日

珍しくお化粧がハッキリメイクだった日のこと

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メイクをすると気分が高揚するというのは、メイクをした女性もそれを見る男性にも共通することだと思う。つまり、ちょっと気合いを入れてメイクすることは健康に良いという認識で良いはずだ。

2014/08/31
友人の結婚式ということで、優綺さんが珍しくキリっとメイクしていた。
優綺さんは統計的に、年に2〜3回だけキリッとメイクするようだ。飲み会に行くとか、どこかに遊びにいくとか、そういうコトではモチベーションが上がらないらしい。素材派系の彼女ということでまとめよう。

慣れないヒールを履いたため、どうにも歩行困難になったらしく車で式場まで送迎した。車を降りてからも、式場から出てきて車に向かう間もなんかフラフラと歩いていた。帰りに中島公園で車を降り、ほのぼのと散歩した。この時期の北海道は涼しいので、とても散歩が楽しい。夕方まで散歩した後、優綺さんと寿司を買って帰って食べた。

久しぶりに外を二人で歩いたということで、優綺さんはとてもニコニコしていた。


2014年9月1日月曜日

結局夕飯はジンギスカンだった日のこと

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習慣というものはなかなか脱却しにくいものだ。ジンギスカンは魔性の魅力がある。単価が安く、簡単に用意できる。野菜も取り入れやすいし、だらだら食べれるのだ。私と優綺さんの場合、メインのラム肉はご飯と。ラムの前にお酒を塩ホルモンと頂く。これが、ベストだ。

2014/08/30
仕事を早々に切り上げ、優綺さんの下宿先に向かった。なんとなく直感的に夕飯は無いだろうと思っていた。

優綺さんの下宿先に到着したのが20時ごろ。こうなると、夕飯のレシピが限られてくるもので結局スーパーに出掛けたがジンギスカンの材料と酒を買って帰宅した。

ヘルシーな献立とは思ってないが、決して毎日食べてるワケでもないので週末に妥協してしまう。

ちなみに、優綺さんが一人のときは夕飯は簡単に済ませてるらしい。最近2kg体重が減ったらしく、どれどれと私も体重計に乗ったらおよそ優綺さんの倍ほどあった。

今後は、健康に気をつけよう。

夕飯がジンギスカンではなかった日のこと

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ある時、ジンギスカンを夕飯としたことで私たちの献立の幅は狭まった。基本的に週末に一緒に過ごしていることもあり、夕方から簡単な用意で出来るジンギスカンは私たちカップルにとって気軽なメニューとなっていた。フランス人が言う様に焼き肉は調理方法である。けして料理ではないのだ。しかし、このままでは、わたしも優綺さんも完全に週末ジンギスカンが習慣化してしまうので、中毒になる前にセーブしていきたいという意向を共通認識していた。

2014/08/28
この日の夕飯はハヤシライスだった。
かねてから優綺さんの手料理が食べたいと思っていたので、私としては目からお涙頂戴なのである。

ラジアルだろうと電磁式だろうと、電気式の加熱調理はガスに比べてストレスが多く優綺さんも私も料理を作ることにナイーブになっていたが優綺さんがハヤシライスを作ってくれた。

優綺さんはトマト味の強いルーを選んでおり、残暑厳しいこの頃にはとても食べやすい料理だった。優綺さんは包丁の扱いが下手っぴだが、料理の味は毎度良い。

ガスレンジでないことを理由にせず、いずれは私も料理を作って二人で楽しみたいものだ。

ちなみに、私は料理が本当に上手である。


2014年8月23日土曜日

カメラにSDカードが挿さってなかった日のこと


自分の写真にはこれまでそれなりのクオリティがあるし、恋人を撮り始めてからは、数ある写真のあり方の一路を歩いてるつもりである。
しかし、それらはカメラあっての話であり如何に私が愛用するNikonD7000が利便性に富むかという一つの事例であるかという側面を持つ。つまり…私は
それなりのカメラを持たなければボンクラだというコトだ。

2014/08/23
昨日から優綺さんの家に滞在している。今日は優綺さんの実習がやすみだったこともあり、金曜日の夜をゆっくり二人で過ごせた。

週末には、今まで通りカメラを持ち出す。最近は会社で使うコトも多いので、割と仕事先に常時置いてある。今日は、済ませたい作業もあったので優綺さんを残し出勤した。

帰宅後は二人でジンギスカンを食べ「そろそろ、まともに料理したい」などと笑って過ごした。

今日の写真は私のiPhoneで撮影したものだ。なんてことない。私はそれなりのカメラがなければ、普通の青年なわけだ。

2014年8月20日水曜日

いつもよりほんの少しだけアクティブに過ごした日のこと

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人の活動には、やはり気候というものが大きく影響するものだ。一時期の暑さは通り過ぎた札幌と言えど、私の様なグータラにはまだ元気に動こうという気分にさせる気候ではないのだ。ところが、優綺さんの方はというと結構元気で見たまんま健康な生活サイクルを送っている。休日に一緒にいるだけで良いという彼女だが楽しいことが出来ればもっと良いというのは、当然だろう。そう、私は動くべきなのだ!

2014/08/16
盆ということで両親が出かけると聞けば、年頃の男子は結構ノリノリになるものである。優綺さんは土曜の夕方まで実習があるのでその後私の実家に来てもらい一緒にゆっくり夕飯でも食べようかということになった。こうした思惑は概して外れるものであり、私の両親は祖母の家から30kgの米を持って夕方に帰ってきた。

まぁ、しかしこうした遠出の後というのは幼いときから決まって夕飯が豪勢になる。母が料理を面倒くさがり、外で買うもので賄うケースが多いのが理由だ。優綺さんとのまったりとした夕飯タイムは泡となって消えたものの、4人でダラダラと夕飯をたべたのでそれはそれで良い時間だった。夕食後、実習報告をまとめる恋人の脇で私はぐっすり寝た。そう、牛なのだ。

翌日は、日中からボーっと過ごした。優綺さんのほうも実習の疲れからいつもより長く眠っていた様に思う。起床してから、昼食のカレーを食べ午後からは家の中で少し写真を撮った。


(ここがいつもよりアクティブなところだ。本題までずいぶん前置きが長いが、私という人間はどうもまわりくどい。)


写真をひとしがた撮ると、それなりにシャキシャキしてきたので二人で優綺さんの下宿先に向かった。先週のデジャビュだがジンギスカンを食べ、食後に眠り、ちょっと起きてお風呂に入ったりなんだかんだして、朝まで寝た。そんな、ほんの少しだけアクティブな週末を過ごした。


最近、優綺さんのマイブームがあるらしい。私は寝ている間どんなことをしても怒らないらしい。そこで、最近は私の上で正座してみたりしているという。きっと、この先どんどん面白いことをしてくれるんだろう期待が高まった。

2014年8月15日金曜日

週末に優綺さんの下宿先へ行った日のこと

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いまさらながら、優綺さんはソーシャルワーカーを目指す女子大生である。
医療福祉系の大学というのは、在学中に実習という過程があり彼女も現在その時期である。下宿先で卒業論文の取り纏めをしながら、実際に現場で従事したときに近い職業体験をしている様だ。

2014.08.10
実家に弟が帰省していることもあり金曜日の夜に同じマンションに住む友達も含めて飲みにいった。優綺さんも実習初日を終え無事帰宅した後だったので呼び出して4人で夜の札幌を練り歩いた。しかし、私と友人は飲み出すと朝までコース。緊張の実習初日を終えた優綺さんにとってそれはハードだったらしく途中棄権で一人私の実家に戻った。その後は、体にアザができるほど男3人でカラオケではしゃぎ、最終的に解散したのは明朝5時頃だった。

翌日の土曜日は、先週に引き続き御舟でチャーハンを食べてのんびりと過ごした。というか、そもそもどこかに行ける様な体調でも無かったというのが本音である。

日曜日は、天気が良かったこともあり「なんか、夕方の早い時間から飲み出したい」と思い、優綺さんの下宿先でジンギスカンをすることにした。ジンギスカンというのはつまるところただの焼き肉なので、ワンルームの優綺さんの部屋がしばらく匂った。しかし、夕方からゆっくりと焼き肉を食べながらチューハイなどを飲みゆっくりとした時間を過ごすというのは良いもので、前日ダラダラだったところの回復が整った。

ちなみに、私が6時頃にお腹いっぱい胸いっぱいで1時間ほどグースカ寝ていたことは堪え難い生理現象ということで理解してもらおうと思う。

2014年8月13日水曜日

眠ってばっかりだった日のこと

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最近の傾向として、記事の更新が出来事の1週遅れとなるケースが続いている。
つまり、私の記憶回想が1週間棚上げとなっている状況ということだ。逆に、写真から当時の状況などを理解するということだ。

2014/08/02
1週間前を振り返ることの弊害だろうか、この日の記憶がさっぱり無い。優綺さんはこの日私の実家に早い時間に来て、でもカメラを会社に忘れたこともあって一緒にカメラを取りにいった帰り道近所の中華定食屋でランチをとって私の方はビールを飲んだ。

その後の記憶が無いのは、私が寝ていたからだということで整理がつくだろう。

最近、私の実家事情として全員夏バテ気味である。母も寝坊すれば、私も寝坊するしここ数週間は全員ダラダラしているため家中に二酸化炭素が溜まっている様な倦怠感に包まれている。これが正当な理由とはならないことは百も承知だが・・・・この日はとにかく寝ていた。

優綺さんが来ていても寝てしまうのは、現状に満足しきっていることが生理的に面にまで影響しているという事実だが前にも一度問題となった事案の為、早急に対策を取る必要がある。

ちなみに、次の日の記憶もあまりない。理由は同じである。
こんなとき、優綺さんは私のお腹に乗って飛んだり跳ねたりして私の反応を見るというのがマイブームらしい。そんなとき決まって私は笑顔なんだという。




2014年8月4日月曜日

祖母の家から実家へUターンした日のこと

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北海道の夏は涼しい。気温がすごい高いわけでもなく、湿度もそれほど高くないので、日陰に入ると涼しい。そんな快適な夏の間でも雨の日は例外である。気温が極端に低くなり、雨に伴って強い風が吹くことが多い。身体が雨に当たろうものなら、放射冷却で夏でも半袖で過ごすのは辛いという状況だ。

2014/07/27
前日に引き続き、この日もスローライフを満喫した。夜更かしもそれほどしなかったので、お互い目覚めよく朝を迎えた気がする。庭から土をもらったり、朝から少し掃除したり、写真を撮ったりして楽しんだ。

前日から終始雨が降っていて、日の沈まないうちに札幌に帰ろうと昼過ぎくらいには祖母の家を出た。祖母が滞在している叔母の家まで行く途中、私の生まれ故郷である永山の神社に寄ったりしながら優綺さんと故郷巡りをした。叔母の家に着いてからは、撮影のせいでビショビショになった私たちにフワフワのタオルと暖かいコーヒーを出してくれ、私の幼少期の話などで優綺さんと叔母と祖母がなんか和気あいあいとしていた。私の母に比べ、温和な二人なので優綺さんも気兼ねなく話せた様子である。

16時半に旭川を出て、家に着いたのは19時頃だったろうか。雨で視界が悪くとても疲れた。こんなとき、一緒に生活していれば簡単な夕飯と晩酌をして寝るだけとなるわけで、その方が完璧だなと考える様になった。

ゆっくりした週末が過ごせることで、1週間をのびのび過ごすことが出来る。これが、お互いに大切なコトだと思う。








2014年7月31日木曜日

約97パーセントの写真の行方のことついて

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出会ったときから優綺さんの写真を撮っている。会う度に撮影しているので、それなりの枚数になってきている。Flickrには現像した後のものをアップロードしている。現在は約300枚程度をFlickrにストックしているが、それでも全体の3%にしかならない。残りの97パーセントの行き先について最近考えていたりする。

ほぼ写真の為にある1TBのハードディスクも、ついには残り70GB程度となっていて本格的に写真を残す方法を検討するタイミングに来ているんだと最近特に感じているのである。もう数月で知り合ってから1年が経とうという時期にあって、抱えている多くの思い出の行き先を一度整理する必要がある。

写真を残す方法の一つとしてGetty imagesやiSTOCKといったストックイメージを最近利用している。ストレージは大きいだろうし、よしんば誰かが写真を使ってくれれば私たちのデート貯金ができるというオマケ付きだ。しかし、承認される写真にはある程度基準があり審査が存在するため、どの写真も突っ込んでみようということにはならない。WEBには上げない様な真面目風味の強い写真が必然的に多くなる。しかし、ストックイメージについてもその会社がいつ無くなってしまうか解らないものだ。

Flickrについても、ほぼ安全地帯ではあるが結局はパソコンが無くては見れないのだ。

とどのつまり、やはり印刷する必要があるという結論に至る。
さて、印刷するにせよせっかくなのでこのブログにまとめた内容を混ぜながら多くの写真と一緒に製本する形で残したい。目的としても、長く残したいという意図があるので面白い方法で印刷したいと思う。

そんな風にして、これからの歳月を重ねられたらきっと楽しいだろうと思った。



2014年7月30日水曜日

旭川まで出かけた日のこと

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出かけるといっても、いつも近場をうろうろする程度だった。それでも、楽しみは見つけられるのでそれなりに二人とも満足している。いずれは旅行したいねなどと話すことは多いものの、二人揃って長い休みが撮れる様な状況ではないので、しばし先のことになりそうだ。そんなコトを言っても、北海道にはまだまだ二人で行ったことの無い場所は無数にあり、感動するであろう秘境はまだまだいっぱいあるのだ。

2013/07/26
旭川にいる祖母が足を怪我して1ヶ月程経った。現在は叔母の家で過ごしているらしく、なんだかんだ元気にしている様子だった。虫の知らせというものか、最近祖母の家がある当麻町の特産品を目にする機会がカナリ多い。しばらく祖母も家を空けている様子なので「死んだじいさんが、たまには婆ちゃん孝行でもしないさい」という啓示だろうと思い一路旭川へ出かけることにした。

せっかくの遠出になるので、めっちゃホリデイにしようと考え優綺さんにも一緒に行ってもらうことにした。

道中は、記録的大雨により安心して車が運転できる様な状況ではなかった。辛くも旭川に着いて、祖母から家のカギを預かった。そこから、美瑛の青い池にいくことにした。雨が降って湿度が上がり、雨が上がって気温が上がり、夕方に気温が下がれば霧霞む青い池が見られるだろうと踏んでの行動だったが・・・・目論みは完全に外れ、大雨のままだった。
観光客は準備よく傘を持って見学に来ている中、私たちは完全に装備なしで見学した。当然、びしょびしょになったが、これはこれで楽しい記憶になる。

散々ぱら雨に打たれて祖母の家に帰ってからは、優綺さんと27時間テレビを見ながら夕飯のジンギスカンを愉しんだ。カセットコンロを祖母の家で見つけられず、永山町のコープ(シーナ)まで出かけたのは、恥ずかしい話だがこれも良い思い出だ。

当麻町は、街の雰囲気自体がスローライフ臭が濃い。これに、無抵抗で乗っかり私たちはのんびりと過ごした。




2014年7月23日水曜日

例外無く平凡に過ごした日のこと

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なんだかんだ私たちは平凡な日本人の若いカップルなわけで、波瀾万丈な日常などは全く巡ってこない。そんな平凡な日本人の若いカップルは些細なことで楽しく過ごせるわけで、こんな暑い時期に意気揚々と海や山などに出かけないものである。いわゆる退屈をエネルギーにしてなんの抑揚もドラマも無いこのブログも気がつけば5,000PVを超えているわけで、正直読んでくださってる方がどうこのブログに楽しみを見いだしているのか一度は聞いてみたいものだと思う。最近の、関心ごとだ。

2014/07/19
この日は昼前くらいに待ち合わせをした。最近は、ヨドバシカメラの前で待ち合わせすることが増えている。優綺さんは主にJRを使っているので、札幌駅を合流場所にするのがお互いのバランスがとれるという整理だ。

いつもは優綺さんの方が昼を済ませてから合流している場合が多いが、この日は昼食を済ませていないということだったので「アジャンタ」に向かった。札幌のスープカレーは美味しいもので、アジャンタなんかは薬膳っぽい感じに好感を持っている。こんなとき、カメラを持っていないのがアマチュアというもので、せっかく綺麗な光が入る素敵な雰囲気の店だったのに、本当に昼食に夢中になるだけだった。
この「アジャンタ」だが、量がとにかく多い。大盛りを頼んだわけではなかったが、私の腹ですら走ったら転ぶというくらいに満腹になった。優綺さんのほうも、ご飯半分で頼んでいたのにスープが残るという具合だった。味はとても美味しいわけなんだが。

あわよくばどこかに出かけようかと考えていたものの、満腹すぎる状況なので結局二人で家に帰った。もう、動くことが叶わない状況なので適切な判断だと思う。

日が暮れる頃までダラダラと二人で過ごし、夕方からは姉夫婦が合流しいつもより多い人数で夕飯の焼き肉を食べた。離乳食ながら姪も一緒に夕飯に参加。途中から、実家のカギについているキーホルダーの牛革をムシャムシャしていた。優綺さんはその様子がえらくツボだったらしく、夕食後もニヤニヤしていた。

こんなときに、写真を撮っていないのがアマチュアというものだ。

さて、今回の写真は優綺さんが撮影したものだ。どうやら私が寝ている最中に撮影したらしい。
一眼レフは重いので、彼女の腕力ではツーショットというものが撮れない。それでも、優綺さんはなるべくツーショットの写真を残したい様子だ。この写真は、そんな優綺さんの創意工夫が現れている。

そんな様子をみて思ったが・・・・たとえば、Nikonのカメラを搭載して、ライティングの角度や灯数を調整でき、なおかつレンズが広角でなく、人間の部位を変形できない剛健実直なプリクラがあれば、私でも気分上々で楽しめるんだろうなと思った。

2014年7月15日火曜日

帰る前に一杯やった日のこと

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優綺さんとの写真は、成果を急がない。だから、見返したときの価値観でもって補正して蓄積している。本当に、気が向いたときに写真を見返してみる。かれこれ彼女を撮影した写真は7000枚を超えたが、どの写真も私の中では等価である。しかし撮影者の性分だろう、今後残すべき写真を取捨選択するのである。何か刊行物を出すわけではないので、写真の上限などは存在しない。なんとなくコレはイイ、コレはイマイチというのを選別するだけだ。
この、大義の無い作業も「記録を整理するという記憶方法」とでも銘うっておけばそれなりに格好がつくだろうか。

2014/07/13
昼頃に起床し、ラーメンが食べたいと私が駄々をこねて近くの信玄まで行ってラーメンを食べた。このラーメン屋は味がしっかりしているし食べやすい。正直、チャーハンが美味しいので食べにいくが・・・なぜかいつも食後は吐き気を感じる。麺の水分か、膨張が激しいのだろうか。

帰宅してからは、家でアイアンマンを見た。なんてコト無い週末に、気がついたら二人とも熟睡して気がつけば8時を回っていた。なるべく出かける様にしていると公言しているものの、よく二人で睡眠をとっている記事が多い。これが、現実だ。

さて、一日ダラダラと過ごしたので何か帰る前に楽しいことでもしようと焼き鳥を食べに出かけた。以前は、彼女の実家まで車で送るというのが割と自然な流れだったがココ最近そのルートに変化が出てきた。
具体的には、札幌駅解散が最近のトレンドになっているわけで優綺さんの方からその効果についての話があった。なんでも、車で家に送るとバタっと一人になってしまうが札幌駅解散の場合には、一人になる準備と整理ができるというものだ。

ふむふむ。こうした話に対してフっと鼻で笑うのが私の癖だが、思っていた以上に可愛らしい話だったのでツボを突かれた。

札幌駅からヨーイドンでお互い家路に突いたわけだが、直線距離でも3倍程彼女が遠いにも関わらず家に着いたのはお互いほぼ同時だった。そう、札幌の都市交通は流暢につくられているのである。









2014年7月14日月曜日

最近のその他のことについて

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写真を撮影するのと同じで、思いつく限りの営業方法を考えては実践しても行き詰まってしまうものだ。そんなときは決まって先人の知恵を借りる。たとえば、写真ならスキな写真を見て感動してみればいいし、デザインの分野にいるなら別種のプロダクトを見て過ごすのも良いと思う。

さて、本題となる。私の会社で私のいる支店では本社に対してほぼ独断で花屋を今年の4月にオープンさせた。
この花屋のオープンは、会社のことをより多くの人に知ってもらうことと、質の高い植物を安価で消費者に提供する。また、そもそも植物に少しでも興味をもってもらおうという目的の基に展開されたものだ。
その営業思想に沿う形でFacebookページを展開してきた。当然私が写真を撮るわけだがどうしてもテイストが固定的になり幅が無くなる。商品として花を撮影しても、それは量が多くなる程にコントラストが無くなっていくものなのである。

その打開策として今回リスタートをかけた企画が、私が感動したフォトグラファーから写真の提供を募り、会社のページの更新に使わせて頂くというものである。
協力頂いているフォトグラファーはFlickrなどでダイレクトメールを贈り「植物と写真の交換」という条件で協力して頂いている。これは、写真の値段を知る私としてはとても申し訳ない交換条件であり、申し訳ない気持ちの分だけ協力してくださる方への感謝の気持ちが強いものだ。

具体的に協力してくれているフォトグラファーの方は
山本高裕 さん
miki** さん
金子アムリ さん
kajico さん
rin; さん

今のところ、この5名の方に協力してもらっており実際に声をかけさせてもらった方はもっといる。その名前が並んでいないのは、仕事の都合上なかなか更新のカリキュラムを組めていない「私の事情」。今後最終的には今の倍の人数を考えている。

個人的には、日本で一番楽しい写真をタイムラインに提供できるFacebookページであると自覚している。

といっても、記事の内容は結局私が書いている訳で・・・・ここにスーパーなコピーライターなどが加わるとさらに面白いんだろうな〜〜〜。

詳細がコチラ




今週末は卒論に疲れたらしい日のこと

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撮影した写真はFlickrにアップロードしている。クラウドコンピューティングとしての理由が最近はメインだが、時系列を無視してアップロードしているせいもあって最近整理したときにシチュエーションが同じだけど写真のテイストが違うという事態を目の当たりにした。それぞれ気分で現像しているのは事実なのでそうした事態も想定内だが、俯瞰したときに「なんかちがうよね」という感覚になる。
そうした問題の解決策としてFacebookページでまとめることにした。当面は優綺さんと過ごした過去の日々をアルバムとしてまとめる用になるが、次第にこのブログとリンクさせていきたい。

2014/07/14
週末に優綺さんと過ごすことも次第に日常の一部として浸透した様に思う。毎度実家で過ごしているのでそろそろ私の親にも慣れたかと思ったがいまだに緊張する様だ。

さてさて、勝手にどこかのタイミングで話したと思っていたが改めて説明するが優綺さんは大学生だ。あえて言い直すと女子大生である。29歳になる中肉中背の男性には贅沢だろうという人もいると思うが・・・・・それが、私なのだ。

大学生も4年となれば卒業論文の時期となる。感慨深いなと、私にも同じ時期があったことを思い出す。私の方は超高層の動物園を計画するというもので「大学院生なんか時間をただ浪費してるだけだから、オレがマジでやればがっつんしょ」なんて公言していたこともあり、1年を通して本気でやっていた。大学生というのは、今思えば不思議な時期で感情的に物事を判断する幼い部分もあり理論的に物事を整理する大人的な能力もある。そのキワドイバランスの中で揺れているのが大学生だと思う。

優綺さんもいわゆる大学生・・・・女子大生なわけで、ギリギリのバランスで揺れている時期だ。
週末は卒論の制作に疲れたらしく少々萎えていたが、見せてもらった論文の方はよほど整理されていて分野街の人間である私にとっても理解しやすい内容だった。ピアサポートを主題に、レビュー的にクールな論文をまとめていたのには彼氏ながら感心した。
ちなみに、私は小説やライトノベルよりも取扱説明書や学術論文の方が共感して読めるタイプの人間であることを追記しておこうと思う。

とはいえ、週末にはお互い解放されているダラダラ過ごしているうちに昼寝して、気がつけば夕方になっていた。

快晴の空に射す夕日は、それはそれは綺麗で絶好の撮影タイミングだった。




2014年7月7日月曜日

霧を観測しに行こうとした日のこと

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優綺さんから聞いた話だが、私の写真は自然の中で撮影している写真が多くて好きという話があったそうだ。確かに、いよいよ7000枚の大台に突入しようという私が撮影した優綺さんの写真だが全体の90%位は屋外。そのうち何かしらの植物が入っている写真は80%くらいある。改めて客観的に自分の撮影した写真を見返すと、私の写真を特徴付けるのは常に植物ということになる。それだけ聞けば、よほどアクティブなカップルということになるだろう。

2014/07/06
北海道には日勝峠と呼ばれる難易度Sクラスの峠道がある。少し前までは札幌と十勝を結ぶ最短ルートであり、高速道路が開通するまでは交通量も多かった。
何が危険かというと、夏〜秋は濃霧に覆われ視界不良。冬は吹雪や大雪で視界不良。幽霊でも出そうな樹海に沿って走る。ここまででも恐いのに、ベテランドライバーほど清々しいくらいの速度でこの峠を下るのに、道幅もそんなに広くないという八方ふさがりの峠である。

とはいえ、安定して霧がでている場所も少ないので日勝峠に向かった本日は、霧一つないどころか、雲一つない快晴。
霧が出ていなければ大したことの無い峠である。しかし、当初の目的は果たせなかった。
目的は果たせないが、それでもせっかく遠出したので、なにか一枚記念に残したいなと農村地帯を行けば夕日は雲に隠れてしまった。何やっても上手く行かない日はあるものだ。しかし、北海道の良いところは移動中に見える景色が時々考えても見なかった様な素晴らしいものだったりするところだ。トンネルを抜けてスペクタクルな景色が現れる度に優綺さんと「わー!!」だとか「ぎゃー!!」だとか騒いでいるうちに、最初の目的などどうでも良くなるものだ。

そんなとき、すぐに楽しみを見つけられることが今一緒に行動してる理由の一つだろうと実感する。


2014年7月6日日曜日

久々に優綺さん以外の女性を撮影した日のこと

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今でこそ恋人のお尻ばかりを追っている私だが、仕事を辞めて実家に帰ってきた頃には3日に一人は撮影する様な状況だったりしたことがある。最近は、あまりお願いのメールも来なくなったが連絡があれば基本的には予定の土台に上げる様にしている。

2014/06/29
3ヶ月越しだろうか、以前撮影しようと話が進んでいたもののなかなか予定が合わせられずにずっと流れていた女の子がいた。ようやく予定を合わせて、この日撮影に出かけた。

前々から、優綺さんから「自分以外を撮影しているときってどんな風なのか気になる」という話を聞いていたので、この日は優綺さんも一緒に撮影に出かけた。友人も一人、一緒に撮影に出かける予定だったが、前日の誕生日パーティでお腹を下したらしく(私たちも)来なかった。

さて、恋人から見た私の撮影風景はどうかと言うと、自他ともに認めるセクハラ状態だったようで「ちょっとイラっときた」というのが本音のようだ。読者の中には「それはヤキモチってやつだよ手嶋君」という方もいるとは思うが・・・・・私という人間はそういうもんなのだ。

今回の写真はモデルとなった女性が撮影してくれた写真だ。
私たちカップルの雰囲気がよく出た、良い写真である。実際、その女性も今なおCanonのフィルムカメラを愛用して良い写真を撮影する多彩な女性。先駆者がいるぶん、門は狭いが女子カメラ的なものが再発する中にいると、私たちのツーショットもプレミアがつくんだろう期待をしてしまうのは良くない下心だろうか。

2014年7月2日水曜日

優綺さんがバースデイケーキを持参してきてくれた日のこと

今回は、3枚の組み写真。

優綺さん
YOU&


ME&

そして、友人 YOU

何かイベントごとがあると、大概優綺さんと一緒に行く様にしている。これは完全に私単独の考えで、時々優綺さんに伝えないまま連れていくこともあるくらいだ。

3014/06/28
先週末に誕生日プレゼントを貰ったにもかかわらず、優綺さんにケーキのリクエストをしていた。深夜から友人んが合流し、実家でこじんまりとした焼き肉パーティを開いた。

ケーキを食べる頃には、深夜一時を過ぎていたがとにかく流れで美味しく頂いた。ケーキはベイクドチーズケーキだ。なんか、だいぶ萎んでないか?というと、味は保証するという彼女の宣言通りで美味しかった。3人で充血する目をこすりながらケーキをむさぼり食べたワケで、翌日3人で胃もたれしたのは面白い思い出。

その雰囲気は写真で十分に表現されていると思うので、今回は特に補足せず単文で記事をまとめたいと思う。

本当に良い誕生日だった。


2014年7月1日火曜日

夕方に二人で散歩した日のこと

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週末ともなれば、自然と今週は何をして過ごそうかという話題になる。一気に実行に移す企画もあれば、会ってから気分的にゆっくり過ごしたい気分になって企画を取り下げする場合もある。だいたい今のところ半々だが、どちらを選択しても決して摩擦が起きることは今のところ無い。

2014/06/22
前日はとてもよく寝た。会ってから就寝するまでも、概ね寝てたのによく寝るもんだと自分のことながら感心する。

芸術の森美術館で写実画の展覧会をしているということもあってそれを見に行こうと前日話していたが、なんだかんだダラダラしているうちに15時を回っていた。もう美術館に向かう様な時間ではないので、改めて優綺さんに何がしたいかと訪ねた。彼女の希望は散歩だという。

外に出てみると、気温はそれほど高くなかったが散歩にはちょうど良い気持ちの良い風が吹いていた。二人で歩きながら、いつも通りさほど会話もないけれど散歩を楽しんだ。
気持ちのいい風が吹いてるものだから、早い時間に外で飲もうと誘った。優綺さんにいつもは何時くらいから飲み会をするのかと聞くとずいぶんと遅い時間の様子だった。

ちなみに、私なんか出かける予定も無ければ起床してすぐ酒を飲みたくなるタイプである。

カジュアルなBARと焼き鳥屋をはしごして、気ままな週末を過ごした。
こんな過ごし方を前々から優綺さんとしたいと思っていたので、気分は上々だった。


2014年6月23日月曜日

夕方から二人でゆっくり過ごした日のこと

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先週から今週にかけて割と仕事が立込んでいた。そもそも幸福度の高い花屋の職業なので多少帰りが遅くてもストレスにはならない。職場の環境も良いので、仕事自体は充実している。優綺さんに身体を心配させてしまってるが、私は週末に彼女とまったり過ごせれば1週間の疲れなどあまり気にならないものだ。

2014/06/21
この日の午前中は仕事だった。内容的には軽量で、午後から待ち合わせして優綺さんと合うことにした。札幌も地方都市とはいえ週末になれば人でごった返す。道路もまたしかりで、待ち合わせ場所にはいつも悩むものだ。最近は私が寝ている場合が多く、優綺さんが私の家まで公共交通機関を使用して来てくれていたので久々に車で迎えにいきたかったのだ。そもそも、付合う前からそうしていたのだから。

家に着いて、私が昼食を済ませると彼女がおもむろにラッピングされた中くらいの箱を鞄から取り出した。メッセージカードが添えられており、中を開いて誕生日プレゼントだと理解した。プレゼントの中身はというと、それはそれはオシャレなポロシャツで早速気に入った。なんでも、1ヶ月前から用意していたというのだ。6/26は私の誕生日だが平日なので一足先にお祝いしてくれたという。とても嬉しい。

日が落ちてから、彼女とスーパーに買い物に出かけた。夕飯の買い出しだ。前にスーパーに二人で行ったことはあったが夕飯の買い出しなんて日常的なシーンでも無かったので、今回はチャンスだとカメラを持ち出してスーパーに。優綺さんの方も時と場所を選ばない私のカメライフに慣れているのか飽きれているのか、最近は特に気にしないようになった。

しかし、一日通して一緒にいるにもかかわらずほとんど熟睡していた私、ふざけて「共通の趣味は寝ることだね」という私に対して「たまに趣味に没頭するから私置いてけぼりになる」と答えてくれる彼女の優しさにまずお礼を言うべきだろう。

2014年6月20日金曜日

どの写真を残すかその選択について

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私的なコトだけど、どんな風に写真を撮るかよりも、どの写真を残すかというコトの方に重点をおいている。最近は特にその傾向が顕著だ。
朝からカメラを持っていれば、だいたい700~1000枚。ちょっと撮るねと言ってカメラをまわしたとしても50~100くらいは撮る。いくら枚数が増えても、割と全部の写真を補正したりする。Lightroomを使っているので、物量はあまり気にならないものだ。とにかく、写真を選択する時間が長い。

それだけの枚数撮影すれば、「これはオーサムだ!いえぇ〜!」というものもあれば「なんだろうブレちまってアホっぽい」というのも当然ある。

その取捨選択も最近はすこし変わってきた様に思う。
以前ポートレイトをしつこく撮っていた頃にFlickrなんかにアップしてた写真を見返すと「あぁ〜、我ながら真面目な青年だ」とフムフムしてしまう。ピントも合っていて、チマチマと調整された露出と整理した構図。あれやってみたりこれやってみたり写真のテイストはマチマチだけど、なんか逝ききってる感もない極めて単調なイメージ。悪いことは全く無いが、いずれ写真のために用意されたシチュエーションであるという印象は拭えない。

う〜〜〜ん真面目だ。

というのも、最近は特に意識して「抜け」のある写真をチョイスしている。「抜け」といっても写真的な意味でのクリアなイメージや画質を差しているワケではなく、実生活における見落としや間抜けを意味する「抜け」である。

「正解の写真」から「良い写真」へパラダイムシフトを行っている状況で、灰汁抜きをシコシコとやっている様な感じ。でも、気楽に写真を楽しんでる実感がある。

私の場合、コレだ!と思った写真から10歩くらい引いたところに「あら、ずいぶん楽しそうね」と後から思える写真があるんじゃないかなと思う。

2014年6月15日日曜日

休日をまったりと過ごした日のこと

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最近はもっぱら外で過ごす機会が多くなっていた様に感じる。家で過ごすとリラックスしすぎて優綺さんも私も寝てしまうことが多かった。その対策として外出を多くしようと決めたことがそのままになっていた。むしろ少し過剰になってしまっていた様にも思う。
彼女も大学の授業が目一杯あるようで、一週間の中で疲労が積み上がっている様子だった。何事もバランスが大切である。

2014/06/14
この日は女の子を撮影する予定であった。Facebookを通じて連絡を取っていたものの、理由不明のまま流れてしまった。しかし、この手の事態は割と多い。
そもそもポートレイトの撮影がモデルにとっても私にとっても主たる仕事ではないので、誰が悪いというものでもない。たまたま、星の巡りが合わなかったのだろう程度に考えている。第一、多少予定が変更になったとしても、休日にそこまで焦る必要はそもそも無い。

ということで、優綺さんとゆっくり過ごすことに決めた。
撮影の為に外出する方向で考えていたが、その撮影が消滅しそうな感じが濃くなってきたタイミングで優綺さんに外出するか家で過ごすかのリクエストを取った。彼女の意向は、家でゆっくり過ごしたいということだった。冒頭でも書いた通り、最近は休日に動いてる時間が多くてしっかりと休んでいる様な感じではなかった。

先日につづき、今日も映画を見つことにした。
レオナルド・ディカプリオの「ウルフ・オブ・ウォールストリート」だ。

せっかくの土曜だからと思って、居間で映画を見ることにした。映画を見る前に外出していた親父が帰ってきたので、なんとなく3人で映画を見た。しかし、この映画キワドイシーンのオンパレード。というか、6割は親と見ると気まずいシーンで構成されている。この歳になると別に私は気にしないし親父も映画好きなので全く気にしない。と言っても、優綺さんの方はきっとソワソワしたろうことは映画を見終わってドッと疲れた様子だったことからも容易に想像できる。

映画を見終わった後はグダグダと過ごした。結局、私の方は彼女の横で熟睡した。心の中では起きていたいと思っているが〜〜なかなか難しいものだ。気がついたら寝てしまっているのだから。

こんなどうしようもない休日の過ごし方でも、時間が共有できることが大切だと思う。

2014年6月10日火曜日

お見舞いに来てくれた日のこと

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そもそも私の胃腸は激ヨワである。ウェスト周りの保温性は抜群だと思っているが、ふとしたときにバランスを崩す。胃なり腸なりがバランスを崩すと案外全身がバランスを崩すことがある。とくにこの時期は、体力も奪われやすいので日頃の体調管理は大切だ。今回体調を崩したことで、改めて再認識することになった。

2014/06/10
昨日に続き、本日も体調が回復せずに会社を休む。正直、こんな風に体内のバランスを崩したとき程、植物が沢山ある自分の会社に行った方が治りが早いだろうと思うのだが、発熱で起立もままならない人間が会社に行ったとしても周りのモチベーションを下げることは容易に想像がつくので家でじっと待機することにした。
病院に行くと、ウィルス性胃腸炎ということで「あぁ、あのやっかいなヤツか」と思った。3年に一回くらいはこの急性胃腸炎という大波に遭遇する私で、ストレスや疲れをあまり自覚しない分、こうした身体の異常でもないかぎりフルタイムで働いてしまうところがある。

そんなワケで、病床に伏す2日目の本日。優綺さんがお見舞いに来てくれた。

昨日、髪をばっさり切ったという彼女。「うーうー」とうなっていた私も、イメチェンした彼女が家に来れば案外元気になるものだ。薬を飲んだところで少し症状が回復した。気分転換に近所のコンビニまで散歩した。定例ではあるが、髪切ったのとお見舞いにきてくれたことを理由に写真を少しばかりパシャパシャ。撮った写真を見ると、いつも以上に締まりがない。体調は大切だ。

どこかに出かけられるワケも無いので、家でじっと映画「清洲会議」を見た。考えてみれば、憶測で趣味は合うだろうと思っていたため彼女の好きな映画のジャンルを把握してなかったなぁ〜なんて思った。いずれ解ってくるだろうことではあるが、お互いの趣味を把握すれば出かけない日の楽しみも見つけられるのだろう。

ひとまずは、穏やかに今日の一日を過ごせたことで体調はだいぶ回復に向かっている。
明日は会社に行けそうなので、グリーンの持つ鎮静効果で健康を獲得しよう。

最近花を使った写真が多いことなどについて

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写真を扱っているんだから少しはカメラのことについて話したい気持ちもありますが、残念ながら記事にまとまりが無くなってしまい途中まで文章を進めて諦めてしまいます。少しは色々考えて撮ってるんですよアピールをしたいところですが、考えがまとまらないということは、つまり大して考えてないって事だろうと思います。

さて、ここのところ週末の写真の多くは花を使ったシリーズを展開しています。当初の写真には「なぜ花を使うのか」ということにあまり意味は無く、自分が花屋だから素材がいっぱいあるというのがもっぱらの理由でした。しかし、こうしてしつこく撮影しているうちに少しずつ輪郭が見えてきた様にも思えます。

生活の中でどれほど花と触れる機会があるかと考えると、私が今の職に就く前まではほぼゼロでした。それほど、花というものは特別視されているのかもしれません。ですが、少しだけ生活の中に花が取り入れられる様な提案が出来れば良いなと考えています。

今のところ扱っているのは花のみですが私が扱いたいのは植物全般で、食べる目的でも良いですし、匂いを嗅ぐんでも良いし、空気を綺麗にするためでも良いしと思っています。ただ、植物にもっと市民権を与えるにはプランターにオシャレに飾ったものを広告として展開するよりは「植物って、結構楽しいんだぜベイベー」というノリがあった方がきっととっつきやすいのかなと思ったりしています。

撮影した写真については、自分の在籍する花屋のFacebookページ内でアップロードして多少なり植物の楽しみ方を提案できれば良いと思っています。


結局、なんかまとまり無くなってきましたが、つまり私が最近花を使った写真を展開しているのはライフスタイルの中にもっと植物を取り入れてほしいという感情からということです。

しかし、結局のところ私の写真のメインは恋人との記録という点はブレないのです。




2014年6月9日月曜日

ハネムーンフォトのDEMOを撮影した日のこと

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恋人の写真がある程度の量になってきたので個人的に楽しい。最近は外でメイクをして撮影を行うケースが続いていて、新鮮だ。しかし、家に帰ってメイクを落した時の方が安心するというのは、本音である。私が言うところのネチュラル系というか8割スッピンで写真を撮っているので、ノーメイクに慣れてしまっている。

2014/06/07
以前Flickr経由で外国人フォトグラファーから撮影の協力をしてほしいという話をもらっていた。今回は、その営業資料の為の撮影を行った。前日まで程々に計画を立てていたものの、北海道に入るとすぐに外国人フォトグラファーの方から色々な変更を暗示する内容のメールが入ってきた。距離に対する考え方や時間の考え方などが割と身勝手で、これでは到底実行に移せる様な内容では無いと判断した。収拾をつけるために前日深夜に打合せを行った。

しかし、非常に困ったことにロケーションも日程も全てが変更となった。2日間を使用して2つのロケーションで撮影を行うという話だが、思いつきだろう初日の7日は私と彼女をモデルとして撮影を行うというのだ。私も、それなりに彼の考えを尊重するべき立場であるので、私たちの範囲で物事が済むのであれば良いだろうと、予定の変更について承諾した。
ただ、全てが変更となることは非常に問題である。そして彼はモデルフォトグラファーではないため、やはり引き際に難がある。撮影が多少過酷だったことは、現在40℃の高熱で私がのたうち回っていることから想像してほしい。しかし、これが後にビジネスとなるという彼をまずは信じて日々を過ごそうと思う。

ちなみに2日目の撮影は私が体調不良をこじらせたことから、お願いしていたモデルもメイクアップアーティスも全てキャンセルし、別のモデルを手配して彼一人で行ってもらった。結果はどうか解らないが、私が後日別のロケーションで当初予定していたモデルによって撮影を行う必要があるだろう。

しかし、優綺さんと交際していて良かったと思ったのは体調不良でのたうち回っている私を手厚く介抱してくれたおかげでとても精神的に楽だったことだ。彼女が常備薬的に持っていた市販薬で応急処置がとれたし、方々への連絡も彼女が代行してくれる場面があった。申し訳ない気持ちと、いてくれて良かったという感謝と喜びが充足した。

多少、今後に難を感じる今回の一連の「騒動」だが、ひとまず私は健康を獲得して仕切り直しを行う必要があるだろう。割と受動的に話を受けていたが、もう少し主体的に事を進めようと思う。