2014年4月29日火曜日

街中をブラブラした日のこと

D7K_1519.jpg

おおむね週末には会うことが出来ている。現在の職につく寸前は非常にドタバタしていて、何かと優綺さんを困らせてはいないだろうかと思っていたが、彼女も気丈な人間だったりするので不満はもらさない。それに救われている部分はとても多いと思っている。

2014/04/26
ときどき電話したときに優綺さんに「何かしたいことある?」と問いかける。話題作りが主な目的だが、彼女の方から提案があれば即実行に移したりする。優綺さんの方は、この問いかけに対して毎度悩み、絞り出して回答してくれるので実際電話中に無言の時間がある。

今週、優綺さんからでた「したいこと」は、街中をブラブラしたり宛ても無く散歩してみたりしたいという話だった。もともと、それなりに目的が無ければ外出すらもしない私の性格から考えると、非常に難しいテーマだった。とりあえず映画でも見に行こうかなどと言って自分なりにモチベーションをつけた。

実際当日はというと、前日の仕事が遅かったことから待ち合わせ場所や時間などの話がおざなりになってしまい、すこしグデグデの中で会うことになった。加えて、私の方は翌日の日曜日に仕事が重なった為ゆっくり週末を過ごせない様子だった。

ひとまずは目的を遂行しようということで、札幌駅の映画館に行き上映されている映画を確認した。まぁ〜、○○の続編かアニメしかやっていない。どうも、ゴールデンウィークというやつは子供の為にある様だ。思いつきで映画でも見ようなどと言うべきでないことがよく解った。やることもないので、彼女の最初提案通り街中をブラブラすることにした。この日の札幌はとても暖かく、風はほどよく涼しい。まさに週末のビール日和だ。
早速レストラン街にあるチョット呑めそうな店に足を運んだ。彼女の方はパフェに見入っていた。お互いの利益が一致した。

おおむね、今日は呑みながら食べながら歩きながらダラダラしようということでベクトルも決まり、レストランを後にしてからはゲームセンターや大通公園、ススキノへと流れていった。札幌はコンパクトな都市だから、目的が決まりさえすればそれなりに温床があるものだ。夜が更けるまで調子に乗って呑み続けた私は、ホテルについてからの記憶が無い。だらしないが、気がついたらしっかり熟睡していたのだ。

翌朝は、少し出勤まで時間があったので少しゆっくりした後午前中早々には解散した。
ブラブラするというのも、過ごす時間の中でちょっとした楽しみを見つけていくことが出来ればとても良い一日を過ごすことができるなと感じた一日だった。

2014年4月28日月曜日

久々に相方連れて撮影だった日のこと

D7K_1110.jpg

花を使用して写真を撮ることについては個人的にフィットしていて、今後も時間を見つけて多くの花ポートレイトを展開していきたい。材料はそれこそ大量にあるので、思いつく限りのことを実行できる。それはとても幸せなことだ。

2014/04/20
お互い昼前くらいに目が覚めて、前日の続きをしようと決めていたのでそそくさと用意をすませた。前日の反省から、三脚を車に詰み終えてひとしがた用意ができたが、花をつかった写真を前日と同じ様に二人でやりきるには少し難しいだろうと考えた。

花を飛ばすんでもセッティングするんでも、やはりアシスタント的な存在が必要だなと思い相方に電話した。私がここのところ忙しく、最近顔を合わせていなかったので最近どうしているんだろうということも合わせて気になったのもあった。

しかし相方の方はというと、結局何するでも無く相変わらずの様子で救い様の無い男だった。

それでも、相方の良いところは持ち前の適当な会話で、調子のいい笑いを提供できるところだとおもう。実際女性のポートレイトを撮影していくなかで相方のファンというのも多くできた。彼の話が超薄っぺらいので、そこがツボに入るとなかなか抜け出せないものだ。

さてさて、撮影の方は万事上手くいった。優綺さんの方も始終笑顔が絶えず、私としても良い週末となった。いつも完全にプライベートに陥りがちなデートだが、こうして複数人になることで得られる楽しみというのも時として重要なことだろう。




2014年4月21日月曜日

季節の変わり目と自分の写真について

D7K_1057.jpg

まだ恋人と過ごしたことの無い季節をこれから迎えるんだと思うと、これから楽しみが増えるんだなという根拠のないワクワク感が生まれてきます。秋と冬を優綺さんと過ごしましたが、その当時の写真と今回撮影した写真とで明らかに受ける印象が違うと自覚しています。

冬の間は、照り返す光の中で撮影するため女性の肌をより綺麗に写すことが出来る様に感じていました。内心、冬だけポートレイト撮れれば良いかと思ったこともありましたが今回春に撮影してみたらコレはコレで非常に好ましい写りかたをしてくれたように思います。雪の下から表面に出てきた枯れた芝の色は暖かく、多少光を強く感じますが秋の様な色の氾濫があるわけでもなく冬の様に景色が分からなくなることも無いという印象です。

話を覆す様ですが、少し前。このブログをまとめ始める前に補正したデータが全て飛び、撮って出しの写真データだけになるという事故がありました。コレと恋人との交際はほぼ同時期だったこともあり、良い転機だと写真の補正を改めて0から組み立て始めました。
もともと女性のポートレイトを頻繁に撮影していたときは無数に作成した補正パターンのなかからフィットするものを選ぶ様な割と能動的な作業でしたが、最近は過去の写真を見返して一枚一枚丁寧に補正しています。

だんだんと時間の経過によって私の価値観も変わってくるもので、補正の土台に上げる写真自体も変わってきています。前は何か切り詰めた様な写真を良しとしていたところがありますが、最近はもっぱら「条件付き合格かな」という・・・・私と恋人の間では「抜けてる」写真を選択する様になってきました。構図は良いけどちょっと表情どうなんだろうといった写真や、画面整ってないけど表情は楽しそうだとか、いわゆる実生活でいうところの「抜け」がある写真というコトです。

何故かと問われると、回答に困るんですがもっぱら他者が見て良いと感じる写真の多くはクオリティーそこそこって写真だったりすることが多く、私たちが時間が過ぎたときに見返す写真というのもそうした「抜け」のある写真の方が楽しいんじゃないかと思うからです。

まぁ、そんなユルユルな記念写真を引き続きストックしていこうかと思います。

花と戯れた日のこと

D7K_0944.jpg

就職した分、当然恋人と会う時間は減るもので必然的にブログの更新自体も週末の1日となる。私も彼女を撮影することが楽しいので毎週末何かしら企画を立てようと最近思う様になった。出かける機会を増やすことでお互いの健康維持にも繋がるし、楽しい時間の中で撮影した写真の方が私の性に合っているからだ。

2014/04/19
週末に会うと仕事の疲れで合っている間に寝てしまうことが多くなってきた様に感じる。実際、前回の記事を見返しても合っている間に私が熟睡しているシーンが多い。そこに不満を持たない性格の優綺さんであるが、私が寝ている間にインターネットでFlickrを徘徊しているうちに「これ、家にいるときと一緒じゃん!!」とナイーブな風に吹かれたらしい。そんな告白を受ければ、可愛い恋人を楽しませなくてはと思うのが私の性分で、ベッドでチマチマ談話して得られる楽しさなど限度があると思った。そそくさと用意を済ませて公園に出かけた。

数日前から、彼女と春らしい楽しみ方をしたいなどと連絡を取っていて、春らしい楽しみ方とはなんぞやと頭をひねっていた。会社の大掃除がここのところ続いており、その流れの中で倉庫に眠る造花を発見した。造花というものは、いつか再度利用出来るときには利用したいとストックするものの、時代のテイストは日々変化しているため結果的に倉庫に眠っている時間が長くなるようだった。今回使用したものもその一部だ。

Photoshopを使って色々楽しもうという企画でスタートしたものの、三脚を用意し忘れてその企画が実行できず何となく夕方の撮影を進めていった。多少のぐだぐだ感にはお互い慣れているので、それでもダラダラと撮影を進めているとよく晴れた素敵な夕日を見ることが出来た。

今後もこうして出かけることを大事にしていきたいな〜なんて、寸前までイビキをかいて寝ていた私は、都合良く考えてしまった。




2014年4月15日火曜日

なんかなし崩しで家族に紹介した日のこと

D7K_0514.jpg

このブログをまとめていると、何をすべきかということに気がついたり何をしようかという発想に繋がったりしていてお互いの関係に良い効果を生み出していることに気がつく。
私の方はずぼらなので、こうして何があったかをまとめないとついつい優綺さんとの関係が今どんな状態なのか把握しなままダラダラと交際してしまう様な気がする。彼女に忘れ癖があるとして始めたブログだが、最近は自分の為に書いているという部分が大きい様な気がする。

2014/04/13
会社に勤めると、ついつい帰りが遅くなってしまう。これは、今まで私が28年生きてきた生活習慣と脊椎反射みたいなものだと思う。遅くなることについて抵抗が無く、残業代のつかない私の会社にあって、給料などあまり気にしない私の性格が良くも悪くもフィットしてしまっているということだ。前々から、働かないで食っていきたいと思いつつ、いざ仕事となると夢中になってしまう技術職の性というものだろう。

前回のブログをまとめながら、あぁそろそろ家族に紹介して彼女のソワソワ感を払拭しようと思ったものの・・・・実際に彼女を実家に連れて行ったのは深夜12時を過ぎた頃だった。連日何かしら作業に追われ、なかなか会えていなかった埋め合わせと思ったが、彼女を待たせる結果となった。

しかし、まぁ私の親というのもまた大雑把な人間で、大して気にすること無くとりあえず眠いので寝るといった様子で、息子である私としては時間こそ取れなかったが美人好きの父には高評価で、母は相変わらず無関心であると認識した。無関心というのは別に悪い意味はなく、うちの母親は無関心であることで同時に受け入れ態勢を整えるという少し奇妙な人間なのだ。だから、いずれ両親には高評価である。


さてさて、20時に会えるという彼氏の話を信じて待っていたがどうも帰りが遅いぞと認識した彼女の方はどうかというと、私の実家の近くに親友が住んでおり、その家で待機。友人の進めるまま酒を飲んで低度酩酊。ほっこりしていた。

まぁ、全体的に私の問題があるのだが最近週末にしか会えない状態が続いていた分ゆっくりじっくり優綺さんと会話ができたのは良かった。しかし、一緒にいた時間の約7割の時間私はレム睡眠下にあったのだが。

2014年4月10日木曜日

ちょっと間が開いてから会った日のこと

D7K_0253.jpg

フリーのフォトグラファーとして依頼を受けて撮影し報酬を貰う。ここまでは、正直だれにでも出来るんではないかと自分の経験から感じています。ただ、この流れを「食っていける」というところまで引き上げられるかで多少難が出てきます。このあたりが『篩い』なんだと思います。私の方もこの篩いで落ちた方の人間で、突然就職が決まりあれよあれよという間にまた企業に勤める側の人間に戻りました。

2014/04/06
3月の下旬に知り合いの紹介で面接をした企業から突然連絡が入り、31日に内定。その後4月1日に東京まで来て研修を受ける様にという話だ。私の方は、美瑛に遊びに行きシャーベット状の青い池を見て感動していたんだから呑気なものだ。

約1週間の研修は実に有意義だった。社風の良い会社で女性の社員が多いので空間的な雰囲気も爽やかだ。若い女の子に囲まれて受ける研修というのも、今後無いだとう貴重な経験。

なにより、現地で桶田 雅威 氏とフォトセッションが実現したのもとても嬉しい出来事。大学時代の友人と飲み歩いたのことも大事な思い出。

おおむね寝不足で5日の夜に帰宅。そこから爆発したように眠り、翌日は朝から写真のレクチャーと撮影。夕方に彼女と待ち合わせて少しの時間一緒にいることが出来た。物理的に距離が離れていたからか、とても久々に会った様な感覚でお互いよそよそしい感じだった。久々に会って何するとも無く過ごし、私の方はおよそ3時間ほど―――――会っているうちの80%の時間を睡眠に費やしてしまった。それはそれは深い眠りで、ほとんど寝入りのタイミングなど気絶に近い状態だった。そんなとき、優綺さんはだいたい笑いながら私のことを観察していたりする。一緒に住んでいるわけではないので、会える時間は限定される。それでも何も気にしない彼女の雰囲気に安心感を覚えるものだ。




2014年4月9日水曜日

久々に森に出かけた次の日のことなど

D7K_9233.jpg

実家に泊まったと言ってもなし崩しの様な感じで泊めたので、いずれはちゃんと一席設けて紹介しようと思います。正攻法といわれる数々のマナーも、私の家族ではあまり浸透していない。だが、なんかはっきりと紹介した方が、お互い気が楽だろうという算段だ。

2014/03/29
お互い一緒にいると安心するので眠りは深く長い。
私のいびきは、それこそ騒音のようなものだが優綺さんは慣れた(と言ってるだけだと思うが)らしく安眠できるという。

この日はお互い予定があり、早々に解散した。最近は優綺さんの方が気を使って彼女の家まで送ることを遠慮している。実際気を使ってくれていることは理解していて、それでも彼女のまごころから出る気遣いなので、私は素直に甘えさせてもらっている。
彼女の優しさは、いつも心地がいい。


2014年4月1日火曜日

撮影中に考えていること

D7K_9210.jpg
春めいてきたと言っても札幌の道路にはまだ雪が残っています。個人的には、女性が厚着している状態が好きで好きでたまらないので、ずっと寒ければ良いのになんて思ってたりしますが、いずれ春が来て夏が来ます。薄着の季節に今の様なポートレイトを撮影しているかは・・・・不明です。少なくとも恋人の撮影はしていると思います。これは、ポートレイトの撮影というよりも、絵日記的なものなので。

大体いつも、撮影が開始したところで止めどきについて考えています。ポートレイトについては何か撮りたい画があるということでもなく明確なコンセプトがあるわけでもなく撮影をしているので、止めどころを考えなくては際限なく撮影してしまうからです。だいたいロケーションを選択して、散歩しながら撮影スポットを選択しています。光の入り具合をみつつ、丁度似合いそうな背景を見つけては無計画に撮影します。それでは、ポートレイトではなくスナップなんじゃないかと言われそうですが、認識の仕方はお任せします。

あまりに漠然とした中で撮影を進めるので、モデルさんはゴールの見えない散歩に付合うことになります。振り返って考えてみると、よく付合ってくれているなと思います。

時折、モデルさんからの提案で構図やポージング、場所などを散歩の中で提案があります。なんてすばらしい発想だ☆と、意気揚々と提案に乗りますが、これで上手くいったことはほとんどありません、大体失敗します。屋外での撮影がほとんどなので、写真については全くの素人であるモデルさんの背景に対する理解が及ばないということもあるでしょうし、私の得意とするジャンルの幅が狭いということが失敗の原因だろうと思いますが、今後も提案には乗って失敗を発見していこうと思います。

具体的なやめどころですが、一番安易なものは制限時間。決めたロケーションの中でだいたい散歩に掛かる所要時間は解るので、1カ所あたりに掛ける時間を考えれば能動的に止めどころを決められます。モデルさんの表情も止めどころの要素になります。表情ひとつで、同じ背景でも印象が全く違って来るので感覚的にしっくりくるまで同じ場所に滞在することもあります。少し時間を置いて撮影したけれどイマイチしっくりくるものでなかった場合には早々に引き上げます。ゴールが明確でない分、モデルさんにかかるストレスも並々ならぬものがあると考えているので、早々に撮影を終わらせることが寛容だと思う節もあるのですが良い景色を背景にすることが出来るならと欲が強くなるものです。これは、もうどうしようもないです。

ポートレイトを撮り始めた当初は、とにかく構図を最優先にして思考していました。このときはある程度明確なコンセプトなんかもあったと思いますが、最近はとにかく止めどころに集中してしまっているということになります。人間関係は引き際が重要だと思うので、写真云々以上に人間関係をとにかく重視する傾向があるのかなと思うのは・・・都合よ過ぎかな・・・?

止めどころの他、もう一点だけ考えていることがあります。それは、どんなネタでモデルさんが笑うかということです。笑い上戸の方だったら全く問題ないんですが、みんながみんな初めて会ったおっさんの会話に耳は貸さないもんだと思うので、なるべくツボだけ抑えた会話にしようと少ない引き出しから頑張ってウケるネタを探します。ファインダーを覗いてしまうといかんせん整理しなければならない情報が沢山あるので正直喋るなんてことにはなりません。必要があれば、ファインダーを覗かず、背面の液晶すら見ずに会話しながら撮影することもあります。ちなみに、この方法で撮影した写真でイイものは今のところ全くないです。

いずれも、負担をかけず面白くを優先して考えて、写真の質なんかは後で帳じり合わせるみたいなのが私の撮影中の思考パターンみたいです。