2014年7月7日月曜日

霧を観測しに行こうとした日のこと

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優綺さんから聞いた話だが、私の写真は自然の中で撮影している写真が多くて好きという話があったそうだ。確かに、いよいよ7000枚の大台に突入しようという私が撮影した優綺さんの写真だが全体の90%位は屋外。そのうち何かしらの植物が入っている写真は80%くらいある。改めて客観的に自分の撮影した写真を見返すと、私の写真を特徴付けるのは常に植物ということになる。それだけ聞けば、よほどアクティブなカップルということになるだろう。

2014/07/06
北海道には日勝峠と呼ばれる難易度Sクラスの峠道がある。少し前までは札幌と十勝を結ぶ最短ルートであり、高速道路が開通するまでは交通量も多かった。
何が危険かというと、夏〜秋は濃霧に覆われ視界不良。冬は吹雪や大雪で視界不良。幽霊でも出そうな樹海に沿って走る。ここまででも恐いのに、ベテランドライバーほど清々しいくらいの速度でこの峠を下るのに、道幅もそんなに広くないという八方ふさがりの峠である。

とはいえ、安定して霧がでている場所も少ないので日勝峠に向かった本日は、霧一つないどころか、雲一つない快晴。
霧が出ていなければ大したことの無い峠である。しかし、当初の目的は果たせなかった。
目的は果たせないが、それでもせっかく遠出したので、なにか一枚記念に残したいなと農村地帯を行けば夕日は雲に隠れてしまった。何やっても上手く行かない日はあるものだ。しかし、北海道の良いところは移動中に見える景色が時々考えても見なかった様な素晴らしいものだったりするところだ。トンネルを抜けてスペクタクルな景色が現れる度に優綺さんと「わー!!」だとか「ぎゃー!!」だとか騒いでいるうちに、最初の目的などどうでも良くなるものだ。

そんなとき、すぐに楽しみを見つけられることが今一緒に行動してる理由の一つだろうと実感する。


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